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ある食の場面
表紙
プロローグ
オリーブの群生
お通しはオリーブ
緑のワイン
ボデガでチャコリ
どうか美味しいワインに
シャトー・ドゥ・ポマール
ある食の場面
ぶどうを絞った皮で
朝のお茶
この光景をどこかで
ぶどうの葉で
お店でブレンド
サボテンの実
スープと一緒に
アンダルシアのサングリア
サルモレホ
お弁当箱をスーツケースに
明るいうちからアペリティフ
トルコの朝ごはん
チャイ
テテリア
テ・ア・ラ・マント
マカロン
パン・デ・ロー
ギリシャ、クレタ島ですごした食の時間も、実にゆっくりだった。
宿では夕方、明るいうちから食前酒を出してくれる。
食事が終ると、今度は食後酒やフルーツを。
食のある時間はつづき、長らくテーブルですごすことになるのだ。
トータルで何時間になるのだろう。
ようやくテーブルを去る時、たくさん食べたわけではないのに
満たされていることに気づく。
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ある食の場面
ある食の場面
