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フランスのブルゴーニュ地方を、どこへと決めずに行ったり来たり。
当てがあるわけでもなく、ワイン街道、シャトーをいくつか通りすぎる。
せっかくだから、どこかのシャトーで試飲してみよう。
あっさりと勘で決め、通りかかったシャトーを訪ねた。
由緒正しき、古き良きシャトーなのでしょうね、シャトー・ポマールって。
その雰囲気が聞かずとも醸し出している。
試飲をした中から1992年の赤ワインを購入した。
瓶が特長的で、一般的なブルゴーニュワインの瓶と違う。
なかなかカッコいいボトルなのだ。
帰りの飛行機に乗る前、セキュリティチェックを通過する際、
「なんていいワイン。ここに置いて行ったら」と言わんばかりに、
このワインのまわりに人の輪ができた。
フランス人も好きなシャトーなんだと、まだワインをよく知らなかったこの頃、
思ったものだ。
美味しいモノの神様は導いてくれていた。
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